Little Garden*

求め続けた楽園はそこにはない reset/back
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2015.04.04(Sat)
別に、生まれた時からこうだったわけじゃない。幼い頃はまだ子供らしい性格をしていた。周囲と自分は違うのだと気付いてしまうまでは。ペースを合わせて会話するのも顔色を窺うのも向いてなかったし、そうまでして得たいものはなかった。だから、止めた。それだけ。勝手に哀れまれるなんて虫酸が走る。

2015.04.04(Sat)
無口でたまに喋ればきつい物言いになる自分が好かれるはずもなく、しかし悲しいわけでもないので直そうという気にもならない。興味もない。自分と接する事で不快になるのなら最初から距離を置いてくれればいい、とだけ思っていた。間違ってる、だなんて。何を基準に正しいとするのか。ああ、うるさい。

2015.04.04(Sat)
誰でもいいわけじゃない。彼だから好きになって傍にいたいと願った。整った横顔、艶やかな黒髪、低くくても聞き取り取りやすい声、意外と大きなマメだらけの手。惹かれるのは、あの人だけ。誰でもいいわけじゃ、ない。ごめんね、はらはらと涙を流す名前も知らない可愛い子。譲ってはあげられないよ。

2015.04.04(Sat)
死んだ目をした子。それが第一印象だった。人生に何の希望も持っていない、ただ息をしているから生きているだけ。勿体ないと思った。だから積極的に話しかけた。少しでも仲良くなりたくて、楽しいと思って欲しくて。
「うざいんだけど」
その一言にどれほどショックを受けたのか、貴方は知らない。

よくやるなあ、と他人事のように思っていた。迷惑がられているのは明白だからだ。でも相手も一応気は遣っているらしく、はっきりと言葉にはしていない。無視もしない。根は真面目な子なのだろう。さて何日続くか。
「うざいんだけど」
とうとうきたな、と思った。充分頑張ったと褒めたら駄目かな。

明らかに逆効果だと分かっていた。だって馴れ合いを嫌うタイプだ。でも止める事はしなかったし、応援さえした。少しでも彼女の心に響けばいいと願って。結果的に自分も嫌われる事になるのは予想出来ていたが。
「うざいんだけど」
その言い方がらしくて、笑いそうになる。さあ、ここから始めよう。

「うざいんだけど」
そこまで言うつもりはなかった。黙っておくつもりだったのだ、本当は。でも爆発した。悪いとは思わないし謝らない。最初に忠告したのに踏み込んできたのは向こうである。泣きそうな顔が心底鬱陶しい、何故被害者ぶるのか。ああ、明日からはやっと解放される。

2015.04.04(Sat)
いつから、じゃない。多分最初からずっと迷子で、途中で出口を目指す光を失ってしまっただけ。真っ暗の中では道を探すなんて出来るはずもなかった、それだけだ。誰かが導いてくれるのを待っているわたしは、さぞ滑稽な事だろう。でもいいの。だってもう何も見えないんだもの。

2015.04.04(Sat)
遠い、遠い夢だった。まだ一緒に笑い合っていた頃、手を繋ぐだけで顔を真っ赤にしていた幼い日。懐かしい、だなんて。過去を慈しみたかったわけではなかったのに。大事に、大事にしたかったのに。もう戻れない、貴方と過ごした日々。

2015.04.04(Sat)
冬の匂いがする、と嬉しそうに呟く。よく分からないと正直に返せば、可哀想なものを見る目を向けられた。春夏秋冬にそれぞれ匂いがあるのだという。説明されてもやっぱり感じられなかった。多分彼女と自分では生きる世界が違うのだ。別に悲しくはない。それってどんななの?と話す時間になるから。

2015.04.04(Sat)
「本当にいいんですか、これだけ捨てられなかったんでしょう?」「いいよ。使い道のない食器なんて邪魔なだけだしね」思い出は僕の心の中に、とか言ったらきみはきっと笑うだろう。でも、いつか忘れる時が来るまで覚えているよ。きみが割った皿の数と一緒にね。

2015.04.04(Sat)
たった一言でよかった。彼女の心を救うには充分だった。なのにどうして、言えなかった。どうしてあの時、差し伸べられた手を取れなかったのか。私にしか出来ない事だったのに。貴方の尊さを愛しく思う、と彼は言った。貴方だけは生きて、と。だから私は後悔を背負ったまま生き続けている。

2015.04.04(Sat)
コーヒーを飲む度に思い出す。甘ったるいミルクは彼女そのものだ。溶けて混ざってしまったそれを元に戻す事は出来ない。決して。
会いたい、とは言わない。でも聞きたい。貴方は今笑っていますか。

2015.04.04(Sat)
Category:none
永遠なんて信じてはいなかった。そんなものがあるのなら、あの日の幸せはずっと続いていたはずだからだ。だから、未来の話をするのは好きではなかった。例えそれが明日の事でも。
白いドレスに身を包み、眩いまでの光に照らされる。貴方の手を取る。いつまでも続けばいいと、初めて願った。

2015.04.04(Sat)
初めて会った時、天使かと思った。何気なく思い出話をしたら、彼女は笑った。変な事を言うね、と。あの姿を見て天使だなんて言うのは貴方くらいだよ、とも。そうなのだろうか。だって、幸せを運んでくれたのは君だった。
「それ以上に不幸にしたのに」
「幸せですよ。とても」
「前向きになったね」

2015.04.04(Sat)
世界の果てでも追いかけてやるつもりだった。なのに手の届かない場所へ行ってしまった。何の相談もなく一人で勝手に全部決めて、全部背負って。ねえどうして一緒に頑張ってはくれなかったの。私を想うなら、どうして。
旦那さんにそっくりですね、この子がそう言われる事はもう一生ない。

2015.04.04(Sat)
長い、長い恋だった。人生のほとんどを捧げたといっていい想いは、意外にも呆気なく終わりを告げた。馬鹿みたいだと自分でも思う。その時間を他の人のために使っていたら、今頃傍にいてくれたかもしれないのに。ハンカチを差し出して慰めてくれたかもしれないのに。 雨が降る。隣に貴方はいない。

2015.04.04(Sat)
手紙を書いた。宛先のない、短い手紙を。
これは貴方には届かない。でもそれでいい。馬鹿な女が一人いただけ、たったそれだけ。何を書いたのかも思い出せなくなった頃、私はやっと貴方におめでとうと言える気がする。

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